ミノキシジルを含有している外用タイプの発毛剤のまとめ
皮膚科学の研究と発展のための専門団体である日本皮膚科学会は、2010年に男性型脱毛症診療のガイドラインを発表しています。
男性型脱毛症(AGA)とは、思春期以降に始まり徐々に進行する症状の事で、男性の薄毛の大部分を占めています。生え際から頭頂部にかけての部分に集中するというのが特徴で、これを改善するために様々な育毛剤や方法が考案されています。
なお、男性型脱毛症は女性には発症しないと思われがちですが、女性の中にもAGAが原因で髪が薄くなる方は40代以降の女性を中心に大勢いらっしゃいます。
次の記事で紹介したように、AGA治療専門の湘南美容外科クリニックで治療を受ける女性は急増しており、ここ3年でその数値は2.5倍にもなっていますからね。
女性もAGA病院で薄毛治療が受けられるの?
話を戻しまして、男性型脱毛症診療のガイドラインで考案されている方法の中には、皮膚科学の専門的な見地からは無効といえる方法も含まれています。
例えば、女性へのフィナステリド(プロペシアの有効成分)の使用などですね。残念ながら、フィナステリドは男性の薄毛にしか、効果の無い薬です。
そのようなガイドラインド状況の中から医学的根拠に基づいた方法を選びだす事により、利用する側の混乱を防ぐと共に本格化してきた薄毛治療を促進させることを期待できるでしょう。詐欺まがいの育毛剤も根絶されることを願っています。
さて、このような目的で発表された男性型脱毛症診療のガイドラインの中で、最も高いAランクに分類されたのがプロペシアの内服とミノキシジル外用です。プロペシアは、男性型脱毛症の原因物質であるDHTの生産を抑制するという内容で、男性型脱毛症の改善に特化した治療薬です。
これに対してミノキシジル外用は、他の薄毛に対しても効果を期待できます。同ガイドラインでは、男性型脱毛症が発生する事が無い女性の薄毛に対しても、ミノキシジル外用はAランクとなっています。外用とは、内服や注射を除いた、体へ直接用いる方法の総称であり、ミノキシジル外用は頭皮から浸透させる育毛剤の事を指しています。
なお、ミノキシジル外用は、様々な内容の製品が開発されており、薄毛の進行具合により選択する事が出来ます。例えば、以下のような発毛剤が挙げられます。
■ミノキシジル発毛剤とミノキシジル濃度
- ロゲイン…5%
- カークランド…5%
- リアップX5…5%
- リアップジェット…1%
- ポラリスNR-10…16%
- リアップリジェンヌ…1%(女性用)
上述したように含有率に違いがありますの、薄毛が進行している場合は含有率が高い製品を選択するのが妥当です。なお、自分の薄毛の状態では、どの育毛剤を使用するべきかについては、やはりAGA治療の専門医に頭皮をチェックしてもらって判断するというのが確実です。
より確実に薄毛を治療をしたい方は、薄毛・禿げ治療を専門にしているAGAクリニックでまずは相談されるようにしてくださいね。
なお、大阪の梅田地区、難波・心斎橋・天王寺地区でおすすめのクリニックを紹介していますので、そちらもご参考になれば幸いです。
大阪でおすすめのAGAクリニック